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最近見た映像作品の感想ですA^^; [(ネタバレ注意) プレイ日記]

本来まとめて述べるべき題材ではないのかも知れませんが、個人的には同じ括りにしたくなる感想だったためまとめて報告します。


まずは「PACIFIC RIM: UPRISING」から。太平洋の海底から現れた謎の巨大生物「kaiju(怪獣)」を迎え撃つ巨大人型兵器「Jäger(イェーガー)」の活躍を描いた「PACIFIC RIM」の10年後を描いた続編です。

本作の主人公は前作で防衛軍の指揮官でありながら元パイロットとして人類の活路を得るために壮絶な討死を遂げた「英雄」Stacker Pentecost(演:Idris Elba)の息子←つまり前作のヒロインであり本作でも重要な役どころのマコ(演:菊地凛子)にとっては義弟にあたるJake Pentecost(演:John Boyega;「STARWARS」現行シリーズでFinnを演じてる彼)です。
実父と義姉が英雄となるとお約束のように本作のJakeも物語開始当初はヤサグレた生活を送っているところから始まるのですが、一時はパイロット志した正義感の高さ故か(或いは尺の都合かw)わりとアッサリ改心して人類存亡を賭けた戦いに臨むことになります。←そうは申しましても本作の開始段階では前作のように退役パイロットをいきなり出撃させねばならないほど状況は緊迫してはおらず、たまたま知り合ったAmara(演:Cailee Spaeny)と共に違法Jäger所持および運用の咎で囚えられ、現在は事務官であるマコの配慮によって教官(補佐?)として復隊することになるのですが。
ちなみに本作は日本では今や大人気の新田真剣佑が出演することでも話題となっておりますが、彼が演じるRyoichiはJakeに師事する若手パイロットの1人となります。
新田真剣佑が日本を代表するアクションスター千葉真一の息子であることはよく識られているかと思いますが、本作にはもう1人スーパースターの息子が出演されています。Jakeと組むことになるNateを演じたScott Eastwoodの苗字を見れば一目瞭然ですが、あのClint Eastwoodの息子なのだそうです。そう云われてみればよく似てますよね。
(C) UNIVERSAL

さて、あんまり述べてしまいますと劇場の楽しみが減ってしまいますのでストーリーについてはもう止めておきましょう。←前作の感想でも述べましたが「PACIFIC RIM」の見どころは(実際はCGですが→)実写映画で巨大ロボと怪獣の格闘戦を描いていることで、ストーリーはそんなに重要じゃありませんしw
だから新鋭機であるはずの主役Jäger「Gypsy Avenger」が10年前の段階で既に旧式だった前主役Jäger「Gipsy Danger」とソックリでもツッコんではいけませんし、或いはRyoichiが乗り込む高機動Jäger「Saver Athena」がどんなに似ていても「弐号機?」とツッコんでもいけません。Jägerを長距離輸送する手段として昔の日本のロボットアニメや特撮で使い古されたあの手段を取られても、素直に拍手で見守りましょう(巨大怪獣に薙ぎ倒される街でなぜか無傷の立像にはツッコんでもOK)w
なお上述で新田真剣佑に振れましたが、前作の菊地凛子や芦田愛菜ほどの見どころは期待しないでください。根拠は敢えて伏せますがローラよりはマシかな?って程度です。


では次のタイトル「READY PLAYER ONE」について述べてみましょう。

まずこのタイトルに限っては、邦題「レディ・プレイヤー1」の方が正解な気がします。←「なぜ?」って?
本作は1980~90年台のポップカルチャーに焦点を当てられていて、その頃を代表するカルチャーのひとつに8bitゲーム(Wikipediaでは第2~第3世代と紹介されている家庭用ゲーム機用タイトルまたは同時期のアーケードゲーム)が挙げられるのですが、その起動の際に表示されていたのが「READY(またはREDY!)」でした。
またあの頃は「対戦」と申しましても複数のプレイヤーが同時にプレイできるのは一部のスポーツゲームくらいのもので、主流は交代制で記録を競い合うタイプであり、そのプレイヤーを指す呼称が「PLAYER1(または2)」でした。あの頃のゲーム機は現代のものと較べると悲しいほど容量が少なかったために、スコア表示にも使われている「1」を使うことはあってもわざわざ「ONE」なんて無駄遣いしてるタイトルはなかったはずなのです。画面に自分の名前(←と申しましても僅か数文字;)を表示できるのは、(その頃にしては→)容量に余裕のあるアーケードゲームでハイスコアをマークしたプレイヤーだけの特権でした。
さらに申しますと「READY」と「PLAYER1」の表示順は逆だったはずで、
PLAYER 1

READY !

だったように記憶しているのですが、違いましたかねA^^;

さてさてそんな昔話をしたくなる本作ですが、ストーリー上の時代背景は近未来であり、さらに申しますとその世の人々の多くは仮想空間(←申してしまうとVRに対応した「SECOND LIFE(←或いは『PlayStation(PS)Home』)」の進化版)に入り浸って生活しています。
この仮想空間「OASIS」の創始者であったJames Halliday(演:Mark Rylance)は既に他界していて、その没後に公開された彼の遺言「謎を解いた者に『OASIS』の運営権を含めた彼の遺産$5千億(≒¥54兆!)を譲渡する」を巡って世界中の利用者や企業が争奪戦を繰り広げることになるのですが、その謎を解く手段が各ラウンジに設けられたゲームなのです。
「OASIS」の参加者はゲームで得たクレジットをもとに装備を入手していて、例えば主人公がレースゲームで用いる愛車はDeLorean@「BACK TO THE FUTURE」で、King Kongの妨害を掻い潜りながらデッドヒートを繰り広げる相手は金田のバイク@「AKIRA」を駆ってます。
現実では冴えなくてろくに友達もいない主人公ですが「OASIS」内では存在感を放っており、マッチョと鎧武者(←顔はテカテカの三船敏郎w)と忍者のネットフレンドがいます。
この三船敏郎顔の鎧武者は3分間に限りRX78-2@「機動戦士ガンダム」に変身できる権利を所持しているのですが、この3分間だけ変身できるという設定に抱いた疑問は後ほど解決しました。←原作ではウルトラマンだったのだそうですが、「ウルトラマン」は海外に於ける権利が厄介なことになっていたために登場させることが出来ず、その代りがRX78-2であったと。そして原作で登場したRX78-2の代りにIRON GIANTが登場したのだとか。
さらに申しますと原作では主人公の愛機としてレオパルドン@「スパイダーマン(≠SPIDER-MAN)」が登場しているそうなのですが、いくら正規の手順を踏まれていたとは申せ本国ではカルト過ぎて登場を見送られているそうです(←残念ですね)w
ここまで来ると映画はもちろん原作にも興味が湧いちゃいますねw


「READY PLAYER ONE」は他にも開始早々ハローキティけろけろけろっぴバッドばつ丸と共に「OASIS」を闊歩してる姿が映りますし細かいものを挙げるとキリがありません(←つか1度見ただけじゃ全て追い切れません)。
それにしても「PACIFIC RIM」の巨大人型兵器&怪獣然り、日本のポップカルチャーがこんなにも浸透し楽しまれていることに驚きを隠せませんね。
昨今だと巨大市場である中国を意識した演出も増えているハリウッド作品ですが、その中国でも受け容れられる前提で「エヴァンゲリオン」にオマージュを捧げられたりガンダムやハローキティが出てるってコトですからね。やっぱり驚きです。
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