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VEZEL#5 [サービス]

7月10日の報道をご覧の方なら既にご存知でしょうけれど、フィットハイブリッドと一緒にヴェゼルハイブリッドのリコールが発表されました。
「リコール」ということは安全上または衛生上に問題となり得る不具合が発見されたということで、かなりの大問題として捉えるべきであり、実際、上述を報じるテレビニュースが終わる19時を待っていたかのようにディーラーの担当者から電話が入りまして、謝辞を述べられると共に制御プログラムを更新するためのスケジュール調整を申入れられました。

ではここでリコールの内容を復習いましょう。
エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、
1) ECUが検知し学習しているクラッチ推定摩擦特性と実クラッチ摩擦特性がずれた状態で、EV走行モードでの走行中にモーター駆動でエンジンが始動した際、モーターから過大な駆動力が発生することがあります。そのため、運転者が意図せず車速が一瞬増加するおそれがあります。
2) エンジン走行モードでの停車中にシフトレバーをDまたはRに操作して発進する際のギヤの噛み合い動作の間や、EV走行で急勾配の坂道にゆっくり進入し、一時停止してエンジンが始動した時、アクセルペダルを強く踏み込んでいると、モーターから過大な駆動力が発生することがあります。そのため、車両が急発進するおそれがあります。
その対策として、
1) 2)エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。
とのことです(ソースはコチラ)
なおディーラー担当者の話によると、プログラムの更新にはけっこうな時間を要するため2時間/台の枠を設けられているらしく、要はPlayStationWindowsなどのように洗練されていないために、ディーラーで1台毎に更新プログラムを上書きしていかねばならないようですね。


いくら他車がベースになっているとは申せヴェゼルは新規モデルですから、まだ粗削りな箇所が残されていて、オーナーとして完璧なクルマとは申せないことに気付いておりました。
でもヴェゼルはその荒削り感を「味」と受止められるだけの魅力がありますし&私の運転では発表された急発進・急加速には覚えがありませんでしたし&この週末はドライブを計画していたので、後回しにしてもらうように打診したところ「それはいけません」と。←不具合を感じていないのは結構だが、そのドライブで不具合が露見する可能性もある訳で、むしろ自分たちは時間外労働覚悟で更新しているのでウチのヴェゼルも預からせて欲しいと、
或いは今から代車でヴェゼルを引取りに行くから、週末はその代車でドライブに行くなり土曜の朝にヴェゼルを引取りに来れば良いじゃないかとまで云われました。
正直なところを申しますと、クルマのプログラム更新というのがどんな作業なのか個人的に興味がありまして、ゆっくりと時間を取れるタイミングで持込んで作業を見物させて貰おうと思っていたのですが、ソコまで云われては断りようがないですね。
でも見たいものは見たいので、先方の「業務時間を無視してでも」に付け込んで、11日の夜に持込んだその場で更新してもらうことにしました。

なお今回の制御プログラム更新に於いては、「リコール」レベルまでは至らないまでも各オーナーから寄せられた指摘に対応したサービスキャンペーンも適用されるそうで、安全性の向上はもとより操縦性の向上も図られているようで、コチラを読みますと、私が「味」として受け入れていた箇所までメスを入れられているようです。
さすがにPlayStation3であったような機能削減はないでしょうけれど、でもせっかく慣れてきたヴェゼルの「味」が消されたり薄められたりするのは嫌な話な訳で、だからと申してリコールを伴う以上 応じない訳にもいかず、嬉しいような残念なような微妙な心境でした。


さて実際にディーラーに持込んで更新作業を見せていただいた感想を述べます。
制御プログラムの更新ということでヴェゼルのどこかに端末を接続するのは予想できていましたが、まさか運転席周りに端子があるとは思いませんでした。
ただその更新作業を見ているとゲームやコンピュータと違って動作確認を伴いながら更新されている様子で、なるほど運転席で接続しないと作業できそうにありませんねw
クルマの整備と申しますとオイルでツナギを汚しながらスパナを回す印象だったのですが、今回作業を請負ってくれた整備士はキレイな作業着のまま小学生の弁当箱くらいの大きさの専用端末&ラップトップを操作して作業されていて、イメージとあまりのギャップに驚かされてしまいました。

作業に要したのは1時間半くらいでしょうか。←最初の数十分は物珍しく見物して色々訊いたりしていたのですが、邪魔して失敗させる訳にもいかず、だからと申して黙々と見物していても変わり映えのない作業だったために食事に出てしまいまして、戻ったら作業が終わってしまっていましたA^^;


その後 改めて謝辞と共に更新内容を説明され幾つかの質疑応答を経てヴェゼルを返してもらったのですが、乗車して最初に気付いたのは、どうやらウチのヴェゼルが学習していた私の癖はリセットされてしまったっぽいことでした。
と申しますのも、私のヴェゼルは現在の燃料量を基にした航続可能距離を表示させていたのですが、その距離がディーラーに持込んだ時から大きく変わっていたのです。
普通に考えると「燃料サービスしてくれた?」と思いたくなるところですが残念ながら燃料計は変わっておらず、またA&Bトリップ計も0に戻っていましたし&燃費履歴も消えていましたから間違いないと思います。
…と云うことは改めて私の癖を教え込んでいく必要があるのですが、もともと然して意識していませんでしたし、むしろナラシを意識して控えめに運転していた実績が抹消されたのは歓迎すべきことなのかも知れませんね。


さて制御プログラムを更新されたヴェゼルですが、リコール対象となった不具合の方はもともと実感がなかったので判らず終いだったものの、私の乗り方でも明らかな違いが分ったので報告します。

まず判り易いところですと、停車からの発車に於いて、前よりも明らかにスムーズになりました。
前までですと、ノーマルモードやECONモードで発車しようとするとエンジンが駆動するまでの電気駆動でモタつく印象だったのが、表現は悪いですが普通っぽくなったのです。これで、国道の右折も楽になったんじゃないでしょうか。

次はガソリン駆動→電気駆動に於ける体感的な部分の改善です。
私の場合オートクルーズを多用するまで気付けなかったレベルなのですが、ガソリン駆動から電気駆動に切替った際に背中を押す力がスッと抜けた感じがしていたのがなくなって、駆動音やメーターを注視していないと気付けないほどなめらかに切替るようになりました。←逆に申しますと、切替りのタイミングを体感できなくなってしまった訳で、せっかく対策を施してくれたホンダのエンジニアには申し訳ないですが、要らない改善だった気がしないでもありません(←もちろん改悪ではないのですが)。

あとは操作してからリバースギアが入るまでのタイミングを調整(≒短縮化)されているそうなのですが、私の乗り方ですともともと後方確認してから動かしていたもので前がどぅ遅かったのだか確認できておらず、「へぇ」程度にしか受止められません。
まぁ色々と手は加えられているそうですが、さすがにゲーム機やパソコンのような機能追加はあり得ない訳で、気付ける人にだけが気付く改善といったところなのでしょうね。

<追記>


順番が後先ですが、ホンダ(カーズ?)から案内が届きました。
by Honda
こぅいうのを見ると、改めてヴェゼルはフィットの派生なのだと思い知らされますorz
タグ:クルマ
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