平井一夫氏がSONY次期トップの筆頭候補に [雑記]
昨今はPlayStation絡みの大きな発表がある度に名前の挙がるSCEI最高経営責任者(CEO)の平井一夫氏が、4月1日付けで親会社SONYの代表執行役副社長に昇格すると発表されたそうで、共同通信では早くも「次期トップの最有力候補」と報じています。
思い起こせばSCEIの先代CEOで現在は名誉職に就いている「プレステの父」こと久夛良木健氏も、かつてはSONY副社長兼最高執行責任者まで上り詰め、その退任後でさえ度々次期トップ候補として報じられていましたね。
若い方はご存知ないかも知れませんが、SONYと云えば以前は「突飛だけど凄いもの」を創ってムーブメントを興してくれる企業で、技術者出身の久夛良木氏は先見性に優れ、その意味では最後の「SONYイズム」の具現者だったのですが、頭が良過ぎたのかその発言まで突飛過ぎて理解者が少なかったのかな?と思います。
対する平井氏は如何にもビジネスマン然としていますし、敗色濃かったPlayStation3ビジネスを建て直した手腕は相当のもので、「経営者」としての素質は久夛良木氏より優れているのかな?とも思います。
子会社の…それもゲームメーカーの社長が電器メーカーのトップ候補になるというのは一見すると変に映るかも知れませんが、
SONYは同じように電器を扱っていても、日立製作所や東芝などのような総合的に電機を扱っているメーカーともパナソニックやシャープなどのような家電に重心を置くメーカーとも日本電気や富士通などのようにエレクトロニクス分野を中心としたメーカーとも趣が違います。
SONYおよびそのグループ企業の扱っているものは、例えばPlayStationの他にも映像制作機材はもちろん音楽や芸能・映画産業などのコンテンツビジネスなど娯楽に根差したものが多く、広義ではエンタテインメント企業と表現できます。
現代のゲーム機は高度な映像と音楽をインタラクティブに取扱える訳で、云わばゲーム産業は総合エンタテインメント産業であると申せます。
そしてSONYグループでその総合エンタテインメントを取扱っている急先鋒がSCEIで、そこを取り仕切っているのが所謂「ゲームメーカーの社長」なのです。←つまりSCEIの社長がSONYの社長候補になっても何もおかしくないのです。
まぁSONYの次期社長候補の話はこれで措いときまして、此度の人事発令でPlayStationまわりがどうなるのか推察(≒妄想)してみましょう。
今度の役員人事によって平井氏はSONYグループのコンスーマープロダクツ&サービスグループを統括することになるそうです。
具体的には、テレビ・ホームビデオ&オーディオ・デジタルイメージング・パソコン・ゲーム・モバイル製品など全てのコンスーマー・エレクトロニクス製品事業とこれらを繋ぐネットワークサービス事業それからグローバルセールス&マーケティングや共通ソフトウェアの横串プラットフォーム及び製品デザインについても担当されることになるそうです。
最近のPlayStationストアで映像コンテンツを閲覧された方ならお気付きでしょうけれど、初期のマイナーアニメ(←失敬;)&PVしか無かった頃と較べるとかなり充実されてきています。
またPSPgoの発売に併せてSONY本体(≠SCEI)からリリースされた「MediaGo」はPSPや携帯電話の使い勝手を更に向上させてくれました。
これは平井氏がSONYのエグゼクティブ・バイスプレジデント・ネットワークプロダクツ&サービスグループを担当された功績であると思われ、今度の人事によってさらにSONYグループ内におけるPlayStationを囲む風通しが良くなることを予感させてくれます。
折しも先日の「次世代PSP」ことNGP(仮)発表の壇上では各メーカー代表がその開発環境を称え、また初期はそのソフト開発の難しさを指摘されていたPlayStation3やPSPも含め、その開発環境は順調に改善されているようで、表立ってはいないものの、SONY本体と技術的な交流が活発に為されていることも窺えます。
現行三大ゲーム機メーカーのなかで最も体力がないと云われてきたSCEIですが、バックの巨大資本SONYグループが強力なバックアップ体制を敷いてくれることになれば、ユーザーとしても今後さらに色々なメリットが期待できそうで楽しみです。
思い起こせばSCEIの先代CEOで現在は名誉職に就いている「プレステの父」こと久夛良木健氏も、かつてはSONY副社長兼最高執行責任者まで上り詰め、その退任後でさえ度々次期トップ候補として報じられていましたね。
若い方はご存知ないかも知れませんが、SONYと云えば以前は「突飛だけど凄いもの」を創ってムーブメントを興してくれる企業で、技術者出身の久夛良木氏は先見性に優れ、その意味では最後の「SONYイズム」の具現者だったのですが、頭が良過ぎたのかその発言まで突飛過ぎて理解者が少なかったのかな?と思います。
対する平井氏は如何にもビジネスマン然としていますし、敗色濃かったPlayStation3ビジネスを建て直した手腕は相当のもので、「経営者」としての素質は久夛良木氏より優れているのかな?とも思います。
子会社の…それもゲームメーカーの社長が電器メーカーのトップ候補になるというのは一見すると変に映るかも知れませんが、
SONYは同じように電器を扱っていても、日立製作所や東芝などのような総合的に電機を扱っているメーカーともパナソニックやシャープなどのような家電に重心を置くメーカーとも日本電気や富士通などのようにエレクトロニクス分野を中心としたメーカーとも趣が違います。
SONYおよびそのグループ企業の扱っているものは、例えばPlayStationの他にも映像制作機材はもちろん音楽や芸能・映画産業などのコンテンツビジネスなど娯楽に根差したものが多く、広義ではエンタテインメント企業と表現できます。
現代のゲーム機は高度な映像と音楽をインタラクティブに取扱える訳で、云わばゲーム産業は総合エンタテインメント産業であると申せます。
そしてSONYグループでその総合エンタテインメントを取扱っている急先鋒がSCEIで、そこを取り仕切っているのが所謂「ゲームメーカーの社長」なのです。←つまりSCEIの社長がSONYの社長候補になっても何もおかしくないのです。
まぁSONYの次期社長候補の話はこれで措いときまして、此度の人事発令でPlayStationまわりがどうなるのか推察(≒妄想)してみましょう。
今度の役員人事によって平井氏はSONYグループのコンスーマープロダクツ&サービスグループを統括することになるそうです。
具体的には、テレビ・ホームビデオ&オーディオ・デジタルイメージング・パソコン・ゲーム・モバイル製品など全てのコンスーマー・エレクトロニクス製品事業とこれらを繋ぐネットワークサービス事業それからグローバルセールス&マーケティングや共通ソフトウェアの横串プラットフォーム及び製品デザインについても担当されることになるそうです。
最近のPlayStationストアで映像コンテンツを閲覧された方ならお気付きでしょうけれど、初期のマイナーアニメ(←失敬;)&PVしか無かった頃と較べるとかなり充実されてきています。
またPSPgoの発売に併せてSONY本体(≠SCEI)からリリースされた「MediaGo」はPSPや携帯電話の使い勝手を更に向上させてくれました。
これは平井氏がSONYのエグゼクティブ・バイスプレジデント・ネットワークプロダクツ&サービスグループを担当された功績であると思われ、今度の人事によってさらにSONYグループ内におけるPlayStationを囲む風通しが良くなることを予感させてくれます。
折しも先日の「次世代PSP」ことNGP(仮)発表の壇上では各メーカー代表がその開発環境を称え、また初期はそのソフト開発の難しさを指摘されていたPlayStation3やPSPも含め、その開発環境は順調に改善されているようで、表立ってはいないものの、SONY本体と技術的な交流が活発に為されていることも窺えます。
現行三大ゲーム機メーカーのなかで最も体力がないと云われてきたSCEIですが、バックの巨大資本SONYグループが強力なバックアップ体制を敷いてくれることになれば、ユーザーとしても今後さらに色々なメリットが期待できそうで楽しみです。
2011-03-10 19:51
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