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「絶体絶命都市4」発売中止 [ソフトウエア]

まず始めに、先週11日に三陸沖を震源として発生した東北地方太平洋沖地震で被災され、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申上げると共に、そのご家族や関係者の皆様ならびに避難生活を送られている皆様にお見舞い申上げます。


さて、アイレムから今春発売を予定されていた「絶体絶命都市4 Summer Memories」の発売中止が発表されました。
発売日未定のアナウンスであれば材料調達などデリバリーに起因した問題が原因かと思われますが、本作はその内容からしておそらく被災された皆様に配慮された結論かと思われます。

私事ですが、地震発生時 都内にいた私はちょうど得意先訪問のために電車に乗り込んだところでして、イヤホンを装着していてアナウンスを聞いていなかったため最初「操作の荒い運転手だな」程度にしか思わなかったのですが、窓外の電柱が左右にしなっている様には我が目を疑いました。
立っているのがやっとのホームに下りて支柱に掴まっていると「蛍光灯が落下する虞がある」と車内に誘導され、車内に退避すると「(余震で)横転の虞がある」と改札口への集合を誘導され、ガード下の改札で集合しているところでまた余震。まるで映画やドラマのような大人の悲鳴を初めて聞きました。
あとで気付いたのですが、駅に隣接するボーリング場の壁がゴッソリ剥げ落ち、歩道まで破片が飛び散っていました。
震源から何百kmも離れている東京でこうだったのですから、まして震源から近い東北地方の惨状は余程のものだったと思われます。
またその直後に押し寄せた津波や火災そして現在報道を賑わしている原子力発電所の放射能漏れなど、まさに気の休まらない日々を過ごされていることでしょう。

11日は結局首都圏の交通機関が麻痺し電車が動かなくなったたことで、自宅のある千葉県まで5時間ほどかけて徒歩で帰宅したのですが、飲食店は意外と営業されていたのに対して、立寄ったコンビニは棚が空になっていて、一見冷静に見える界隈にもパニックが押し寄せていることを窺い知れました。
「絶体絶命都市」では主人公が避難所を求めて被災地を転々と彷徨うのですが、(さすがに瓦礫が落ちてきたり火炎や泥流に追われたりすることはありませんでしたが→)それを思い起こすような経験でした。
また家族や知人の安否を確認できるツールたるべき携帯電話が一切機能しなかったことも、意外でした。←「絶体絶命都市」では被災地で携帯電話を使用しているシーンがあったようなないような…。

PlayStation3用ゲームタイトルと云うことで莫大な開発費が想定され、それを無にするのはアイレムとしても相当の痛手だと思われ、その意味ではアイレムも被災者に数えられますね。
まぁ本作に限れば、一部のデータは「PlayStation Home」内で販売されているアバター用衣装など先行して二次利用されていましたから、丸ごと損失を被っていたわけではないでしょうし、
「絶体絶命都市4」にしても本来は災害の恐ろしさを伝えると共に避難マニュアル的な側面も持つ優良作なのですから、今回の経験を活かし、「中止」ではなく「無期限延期」としたうえで改良し、時期をみてぜひ発売して欲しいと思います。
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