SSブログ

東京ゲームショウ2010が開催されましたね [雑記]

今日から幕張で「東京ゲームショウ2010」が開催されています。
もっとも今日と明日はビジネスディで我々素人が入場できるのは週末だけなのですが、既にupされている情報から色々と知ることができます。
例年不参加の任天堂に関しては…まぁエポックがなくて当然なのですが、MicrosoftSCEJも体感コントローラをプッシュしてきているようですね。
あ。それから、来週21日の3.50アップデートを以って、PlayStation3Blu-ray3Dの再生が可能になるそうです。
「対応」ではなくあくまで「可能」レベルで、Blu-ray3Dを再生はできるもののその全てを楽しめる訳ではなく、字幕や音声フォーマットなどに若干なりとも制限があるようです。←これは政治的判断などの人為的原因ではなくPlayStation3のリソース限界による物理的原因によるものでしょうね。もっとメモリ積んでくれてれば…orz
そうは申しましてもこれで来週には、世界中にいきなり3千万台以上のBlu-ray3Dプレイヤーが普及してしまう訳で、これは映像業界にとってかなり魅力ある市場だと云えるんじゃないでしょうか。これからのコンテンツ拡充が楽しみです。

さて…そんな今年の東京ゲームショウ全体を見渡してみると、やはり一番の注目は、今回初めて公の場に姿を現したPSPタイトル「モンスターハンター・ポータブル3rd」が浴びているようです。
そりゃそうですよねw(当然ですが→)私も一番気になります^^

(トークショーの歓声がアフレコに聞こえるのは私だけでしょうかw)

でも今回も私は、敢えて公式以外からの情報収集を抑えています。
発表の遥か前から待ち望んだタイトルなのですから、本当は少しでも早く色々と知りたいのですが、下手に攻略情報なんか読んでしまうと、せっかく楽しみにしている本番が確認作業になってしまいますからね。
やっぱり12月1日は、新鮮な気持ちで新しい狩場に駆け出したいですから^^

ただし、そんな耳を閉じた私でも、注目せざるを得ない「モンスターハンター・ポータブル3rd」絡みの情報があります。
ひとつはプロモーションビデオ第2弾がupされたことです。耳を閉じているとは云え、(当然の如く→)PlayStationストアからPSPにダウンロードして、眼を皿のようにして既に幾度も見てしまっていますw
もうひとつは今回の趣旨に関わる重大なもので、ソフトと同日に発売される限定PSP「モンスターハンター・ポータブル3rdハンターズモデル」が発表されたことです。
既にPSP1000(キャビネット破損で交換するもアナログパッド紛失orz)・PSP2000BK(アナログパッドと△&Rボタン不調)・PSP3000XUS(現役)を所有している身としては「そんなに何台もPSP買ってどぉすんだ!」と思わないでもないのですが、マットブラックのキャビネットと大容量バッテリー前提のデザインに物欲アンテナがビンビン反応しておりますA^^;
PSP3000の色バリエーションが発表されたことと併せて、非常に気になる発表です。

何が気になるって実は「モンスターハンター」云々とかデザイン云々ではなく、非常に訴求力の強いバリエーションモデルが発表されたことこそ、非常に気になるのです。
なぜなら過去の経験からして、従来モデルの色バリエーションが一気に登場すると、そこから数ヵ月後に新モデルが発表されているケースがあるからです。
…いや、色バリエーションの後に必ずモデルチェンジしている訳じゃないですから、モデルチェンジの前にはほぼ間違いなく色バリエーションが出ていると申しておいた方が適切かも知れません。
つまり確率はどうあれ、来年の春先~夏頃にPSPのモデルチェンジを告知される可能性があるってコトです。

上述の「~ハンターズモデル」にしても、「数量限定」と謳いながら限定数を明かしていないですよね。
PSPの狩人を仮に(「モンスターハンター・ポータブル2ndG」の販売量≒)400万人として、その1割が動けば40万台・例え1%でも4万台も需要がある訳ですから、もしかしたら、「限定」でイメージするよりは多い数を準備してくる可能性も拭えません。←そのぶん在庫部品を捌けますからね。

あと、違う意味で気になることもあります。
それは、「~ハンターズモデル」には基本的な付属品しか同梱されず、「モンスターハンター・ポータブル3rd」のUMDソフトが同梱されないことです。←普通に考えると、ソフトも同梱して発売しそうなものじゃないですか。
なぜだと思います?
もしかしたら…飽くまでももしかしたら、これは私の勝手な憶測(≒妄想)なのですが、10月明け~11月になった辺りで、ダウンロード版の併売が発表されるんじゃないでしょうか?

「また妄想かよ!」と思われた方は、どうぞ読み飛ばしてください。
ここから先は、上述した憶測(≒妄想)に至った経緯を述べます。


以前、パッケージングソフトの初回出荷分の受付が数ヶ月前に締切られることを述べました。そして、発注量が全て入荷できるとは限らない旨・一旦卸されたら返品不可である旨も申し上げました。
さて…では、12月1日に発売を予定されている「モンスターハンター・ポータブル3rd」はどうでしょう?
興味ある方ならご存知だと思うのですが、主なネットショップでは既に先行予約受付を終了or停止しており、一般店ではまだ予約受付を開始されていない状況です。
今日から開催されている東京ゲームショウ2010でプレイアブル出展されて購買意欲を煽っているのに、我々ユーザーは現時点では予約する手段がないのです。
これは、ネットショップは初回出荷分の受付締切りまで先行予約を受付けていた&一般店では入荷数が確定したら予約を受付ける所存である。と読めませんか?
つまり「モンスターハンター・ポータブル3rd」の例から、発売の2~3ヶ月前が初回出荷分の受注期間であることが推察されるのです。
これがダウンロード版どどういう関係があるのか。←これだけでは然ほど重要な関係はありません。
ただ、これにUMDソフトを同梱しない「~ハンターズモデル」が今日発表されたことを併せると、重要な情報が浮上してくるのです。

既に初回出荷分のソフトは受注を締切られています。
今日発表されたのがUMDソフト同梱の「~ハンターズパック」だったとすると、購入するユーザーは二次出荷以降まで待たねばなりません。←そんな訳ないですよねw
予め数量を決めておいて、その数量分しか受注しなければ、初回出荷には間に合わせられます。←でも今回、限定数量は明言されていません。
でも仮に、限定数に需要が追いつかなかったら?←そんな心配ないでしょうけれど、可能性は0ではありません。
やはり「~ハンターズパック」であるならば、今月始の段階でソフトと一緒に発表され、同様に予約を受付けるべきだったのです。
で も 、 そ う し な か っ た 。←なぜだと思いますか?


ここで改めて私の予測(≒妄想)を並べます。
妄想①来年の春先~夏頃にPSPのモデルチェンジが発表されるかも?
妄想②「~ハンターズモデル」は、意外と多く出荷されるかも?
妄想③近々「モンスターハンター・ポータブル3rd」ダウンロード版の併売が発表されるかも?

では、上述の流れを踏まえた上で、妄想①②③の根拠を申上げます。

まず妄想①から。
根拠は既に述べた通りですw
過去の例からして、SCEIは色バリエーションを増やすことで購買意欲を煽り在庫整理してきた経歴があります。
しかも今回は今年度下期最強のタイトルとコラボレーションした「~ハンターズモデル」までが援軍として控えており、PSP本体の国内出荷は過去最高を記録する可能性があります。つまりそれだけ在庫が捌けるということです。
まぁ通常PSPは既に好調で、本来であれば鳴り物入りで発売された挙句に在庫をダブつかせているPSPgoから在庫整理したいのが本音のはずですがw
デザイン上 構造が違うPSPgoの基板をPSP3000のキャビネットに載せるのはまず無理でしょうし、そのチップにしても同一仕様かどうか分ったものではなく、そんなに簡単に載せ替えられるものではないでしょう。
まずはPSP3000の需要を増やすことで利益を確保し、PSPgoによる負債を帳消しにする案も考えられないではありません。…これにはまだ続きがあるのですが、それは次の項目で述べます。

では妄想②です。
上述と被りますが、「~ハンターズモデル」は色バリエーションの仲間なのではないでしょうか。
「モンスターハンター・ポータブル」は実はPSP筐体にかなり負荷のかかるソフトで、私の周囲でも結構な割合でインターフェイスを傷めた狩人が居られます。
その理由を簡単に解説しますと、「モンスターハンター」の武器には重量の概念があり、攻撃力の高い武器ほど鈍重で軽快な武器ほど攻撃力が劣るため手数を稼ぐ必要があります。また一般的なアクションゲームと較べると「モンスターハンター」のキャラクターは動きが緩慢になっています。
そうするとプレイ中に思わず力が入ってしまうケースが増え、それがPSPのインターフェイスにダメージを蓄積し、果ては疲労破損させてしまうのです。
そんな経験をした狩人であれば、「モンスターハンター・ポータブル3rd」発売を機に、「またすぐ傷めちゃうから」と買換えを検討する可能性があり、そこに「モンスターハンター・ポータブル」仕様のPSPが発売されるとあれば、飛びつく可能性は高いですよね。
先ほど申し上げたとおり、例え僅か1%の狩人であっても4万台も在庫が捌けちゃうのです。商売上これをみすみす見逃す手はありません。
しかも「~ハンターズモデル」は表裏とも独自デザインになっているため、専用キャビネットの金型を起こす必要があります。そのキャビネットを、PSPgo基板が載せられる構造にしたら…?(←これは暴走しすぎですかねA^^;)
いずれにしても「~ハンターズモデル」は、PSP本体の売上を伸ばす恰好のモデルなのです。
しかし(仮にでも→)「限定版」と謳われている以上、いつまでも出荷し続ける訳には参りません。せいぜい1月上旬が商品寿命(≒需要のある期間)でしょうね。
その期間中に最低限でも金型償却せねばならないのですから、限定数量なんかに拘らず最優先で出荷される可能性があります。

では最後に妄想③です。
オンライン流通の特徴やそれに伴って想定されるメーカーの思惑については既に述べていますので、詳しくは長っがぁい過去の記事をご覧いただきたいのですが、
メーカー主導で考えた場合、可能な限り機会損失を抑え利益を確保したいと考えるのは当然であるとご理解いただけますよね?
そして、「モンスターハンター・ポータブル3rd」をUMD版だけで流通させていると、機会損失の可能性が幾つも出てきてしまうのです。
その理由を簡単にまとめ挙げますと、
○ほぼ間違いなく中古市場へ流出すること
○ISOデータ吸出しによって違法データが流布する可能性があること
○(少数派かも知れませんが→)UMDドライブのないPSPgoユーザーが購入できないこと
になります。
ただ「モンスターハンター・ポータブル」の場合、(興味本位で購入した一見ユーザーでもない限り→)長期プレイが想定されますし、前作「モンスターハンター・ポータブル2ndG」がこのテのソフトとしては既に上限と云える400万本を売り上げていることから、中身の判らない一見ユーザーは殆ど居ないはずで、プレイを終えて処分される中古流出はある程度抑えられるでしょう。

問題はISOデータの方です。
実はISO起動によるメリットは、ダウンロード版のユーザーメリットとかなり重複します。
さらに、5台制限がないこと・ISOデータを吸い出してHDDなどに保存しておけばUMDは中古に売れてしまうこと・違法アップロードされたISOファイルをダウンロードすれば、無償でソフトが入手できてしまうこと(←この行為はく違法のようなので、絶対に真似しないでください)があります。
現在は、最も有名だった改造ファーム開発者が事実上引退していること・昨今のゲームソフトには対ISO起動用にプロテクトが施されていること・公式にISOデータと同様のものが流通していることによって、一時と較べれば沈静化してきてはいるものの、相変わらずUMDからISOデータを吸い出す手段は有効です。
つまり、少しでも金をかけずにゲームプレイしたいユーザーにとっては、ISOデータを吸いだせるUMD流通はメリットがあり、メーカーにとっては機会損失の温床となっているのです。

ただしISOデータには、改造ユーザーにもデメリットがあります。
メーカーが収益を上げられないことで次回作の開発予算が削減されたり廃業に追込まれる(=プレイできるゲームタイトルが減る)ることも痛いですが、それ以上に、現状ではすぐにプレイできないことこそ最大のデメリットなのです。
申上げた通り最新システムソフトに対応した改造ファームは存在しておらず、有志によるプロテクトの解析を待つ必要があります。つまり、メーカーの施したプロテクトを回避する手段が発見されるまでは、例えISOデータを準備できようともそのソフトはプレイできないのです。
例えば購入したソフトからISOデータを吸い出しても、用済みになったUMDを中古市場に流すことが出来ません。ダウンロードが違法となった現在ではコレが最も安全なISOデータ入手法なのに、高値で売れる期間に売ってしまうと遊べず&遊べるのを待っていると中古相場は値崩れが始まっています。

さて、そこでダウンロード版の登場です。
わざわざリスクを冒さずとも快適な環境でプレイできて、しかもUMD版より安価に購入できるのであれば、充分メリットがありますよね。メーカーだって、中古UMDが転々とISOデータを吸い出されながら流通する心配も失せる訳で、これは大きなメリットであるはずです。
そして、そのダウンロード版をリリースするのに適したタイミングは、UMD版の発売日からプロテクト回避手段が発見されるまでの期間になります。
趣味の人のパワーは凄まじいもので、その気になれば不眠不休で解析してきますからね。上述した有名ハッカーは、早い時だと公式システムのupから2~3日後には改造ファームのインストールファイルを配布していました。
それを鑑みると、遅くとも発売の2~3日後までにダウンロード版を発売しないと、メーカーはまた中古や違法な流通に収益機会を奪われる可能性が高まるのです。
だったら、敢えてタイミングを空けずに同時にリリースしちゃえば良いと思いませんか?
初回版の受注を締切った後にダウンロード版の併売を発表すれば、例えISOデータを吸い出す予定だったユーザーが予約キャンセルしようとも、メーカーは既に収益を確保できている上に、ダウンロード版で更に収益を得られます。羨ましいですね。


さてでは上述した三つの憶測(≒妄想)が、なぜ「~ハンダーズモデル」を発表されたことから導き出されたのか。そこを述べましょう。

改造ファームをインストールした経歴のあるPSPは、例え正規システムソフトを上書きしてあったとしても、ユーザーでは立ち入れない領域に改造暦が残されているそうです。
そしてSCEIは、改造暦のあるPSPの修理を断る権利をアフターサービス規定の冒頭で宣言しています。
つまり改造暦のあるPSPが一旦故障してしまうと、公式にはジャンク同然となってしまうのです。
そして「モンスターハンター・ポータブル3rd」が改造ユーザーの刺客に選ばれた所以はまさにコレなのですが、上述で申上げた通り、「モンスターハンター・ポータブル」はPSPのインターフェイスにかなりストレスを溜めるソフトなのです。先ほど私の周囲で頻発した話をしましたが、実は私も「モンスターハンター・ポータブル2ndG」プレイ中にPSPのアナログパッドを壊しており、修理に出したことがあります。
その際に電話で話したサポートセンターの担当者曰く「アナログパッドを壊しているお客様の多くは『モンハン』をプレイされている方が多い」のだそうです。←まぁ「モンスターハンター・ポータブル」シリーズはPSPソフトの売上トップを独占していますから絶対的なユーザー数が多く、修理に出されたPSPが「モンスターハンター・ポータブル」をプレイされていた可能性は自ずと高いはずなのですが、少なくともSCEJでは「モンスターハンター・ポータブル」はインターフェイスにダメージを与えると認識されているようなのです。

もぅお解りですね。
「モンスターハンター・ポータブル3rd」を購入する狩人のPSPはインターフェイスにダメージを蓄積している可能性が高く、また更に蓄積させる可能性が高いと思われているのではないでしょうか。
これは改造されたPSPにも云えることで、しかもそのPSPは修理を断られることが宣言されていると…。
そうなると「モンスターハンター・ポータブル3rd」をプレイしたい改造PSPオーナーは、PSPを買換えねばなりませんね。しかし現在流通しているPSPは、改造ファームをインストールする手段が確立されていません。
しかし一旦ISO起動の快適さを識ってしまうと、おそらくもぅUMD版には戻れません。自ずと選択肢はダウンロード版に集約されてくるはずです。
そこに「~ハンターズモデル」が発売されるのです。しかもご丁寧なことに、UMD版を余計に買う必要がない基本的な最小構成で。
もぅ釣堀に竿を垂らすのと一緒ですね。入れ食いですw

以上これが、「~ハンターズモデル」発表によって私が三つの予測(≒妄想)を思い描いた根拠です。
またまた長くなりましたが、お付き合いいただいてありがとうございました。


おっとと…最後にひとつ忘れていました。
上述で①②③の根拠を述べている間、ひとつのツッコミがずっと私の頭を駆け巡っていました。
おそらく貴方もそう思われていたのではないでしょうか。「だったらPSPgoで『~ハンダーズモデル』を出しゃ良いじゃないか」「なぜPSP3000のカスタムなんだ」と。
確かにそうなのですが、それでは今日の発表の段階でダウンロード版の存在を発表してしまうのと同義ですから、NGなのです。

既に受注を締切っているのだから関係ないって?そうじゃありません。
上述したなかに敢えて名を挙げなかった業者 大手量販チェーンを気遣うと、まだダウンロード版の発表は時期尚早なのです。
大手流通チェーンはグループ全体での取扱量が圧倒的に多く、また集客力があることから(ユーザーが実際に商品に触れられる→)絶好の擬似展示会場でもあるのです。
例えダウンロード版による直販で中古流通に加担する小売業者を圧迫する目的があろうとも、未だUMD版の需要があるなかで、大手流通チェーンだけは決して軽視できない存在なのです。

今ドキの大手量販チェーンは、ネット通販と店頭販売の両側面で商売しています。
上述通りネット通販に於いてキャンセルが多発した場合、大手量販チェーンではグループ内の店頭に回され、そこで販売される事になります。
とうぜん店頭予約されたUMD版も卸されてくるのですから、量販チェーンはそれだけ在庫を抱え込まされる訳です。当然 困りますよね。
でも、メーカーから「~ハンターズモデル」を優先的に回されてきたら?
ネット通販のキャンセル分を抱合せて、数量限定でオリジナルの「~ハンターズパック」として販売できますよね。
自宅に帰ってからわざわざダウンロードせずとも一式揃っているのですから、そのオリジナルパックに飛びつくユーザーも居られると思いませんか?そのためには「~ハンターズパック」もUMDドライブのないPSPgoもダメですよね。

じゃあ店頭予約の方は?コレもキャンセルされるんじゃないの?これも抱合せに回されるの?
ありえない話ではありません。でも然ほどのものでもないでしょう。
ここで改めてユーザー側から見たダウンロード版・ネット通販・店頭販売の違いを較べてみましょう。
ダウンロード版とネット通販は、ネットワーク環境さえ整えていれば自宅に居ながらにしてソフトを入手できるのですが、
店頭販売は(当然ながら→)店頭まで足を運ばねばソフトを入手できません。しかも予約して発売日に受取ろうと思ったら最低2回も足を運ばねばならないのです。
誰の目からも、圧倒的に店頭販売で予約購入する方が面倒なのは明らかですよね。
ではなぜそれでも店頭で予約販売されていて、それを利用する客がいるのでしょうか。
これだけネットワークが普及した現状でも、ネットワーク端末は携帯電話しか持たない方も多いでしょう。
(ソフトが届いている→)自宅に帰るまでの時間が待ちきれず、少しでも早くプレイするために店頭で購入される方も居られるでしょう。
それらの方々にとって、ダウンロード版やネット通販は選択肢に入りません。
そして、店頭で購入することに特別な意味を感じているユーザーが居られることも忘れてはいけません。
PSPタイトルになることで「モンスターハンター」もその仲間入りを果たしましたが、数十万・数百万本単位で流通する超大作ソフトや新型ゲーム機の発売日というのは、ユーザーだけでなくメーカーにとってもお祭りのようなものなのです。
発売日の早朝にできる大行列をニュースなどでご覧になったことがありますよね。
制作者や出演者がステージに登壇してカウントダウンするイヴェントも、すっかりお馴染みになりました。
店頭販売分の予約チケットとは、そんなお祭りに参加できる入場券も兼ねているのです。

ネットであれ店頭であれ、予約してまで発売日に購入しようとするユーザーは、熱心なユーザーです。
そしてわざわざ店頭に赴いてまで予約購入するユーザーとは、まさにその最先端に居られる方々です。
キャンセルする訳がないでしょうw
つまり店頭予約されている方は、たとえダウンロード版がリリースされようともキャンセルされる可能性が低いのです。

そして最後に、いわゆるライト層についても触れておきましょう。
ライト層は、わざわざ予約してまでゲームソフトを購入しません。以上。
…てだけでは横着ですねw
ライト層は、世間の評判を見てから購入します。つまり発売日に飛び付きません。
「どのゲームが売れてるの?」「○○くん達に勧められたゲームってどれだっけ?」と、発売日を過ぎてから店頭で物色されるのです。
従って、初回出荷分を無為に増やすことはなく、強いて申せば売れ残りを購入してくれる有難い存在で、ダウンロード版の併売タイミングが云々なんて話にはぜんぜん影響を及ぼしません。

つまりUMD版で売れ残りが発生するとしたら、それはネット通販の予約分位なのです。

これが「~ハンターズモデル」がPSPgoでは(≒現時点でダウンロード版の存在が公になると)マズい理由です。
いくら返品不可ルールに則って利益を確保しているとは云え、店頭在庫処分でワゴンセールされるのはブランドイメージのダウンに繋がりますから、メーカーも本意ではないはずです。
そんな状況を避けるためには、まだダウンロード版の存在を公にせず、「~ハンターズモデル」を含め全ての「モンスターハンター・ポータブル3rd」の予約が落ち付くのを待つ必要があるのです。

それからPSPgoが選ばれなかった理由はもうひとつあります。
一度でもPSPgoでプレイしたことがある方ならご存知でしょうけれど、PSPgoのインターフェイスは致命的に「モンスターハンター・ポータブル」と相性が悪いのです。
「モンスターハンター・ポータブル」は全てのボタンと全てのパッドを使用します。
そのため快適なプレイ環境を模索されたなかで、俗に云う「<モンハン持ち」という、特殊な指の置き方のプレイスタイルが誕生しました。
モンハン持ちで最も特徴的なのは左手人差指で十キーを操作することなのですが、当然ながら左人差指はLボタンも押さねばなりません。
PSPgoで左人差指を斯様に運ぼうとすると、スライド式のスクリーンが邪魔になって思い通りに操作できないのです。
またPSPgoの操作部は薄く、ただでさえ最も器用な人差指と最も強靭な親指がプレイに集中せねばならない状況で、通常PSPと較べて著しく保持が困難になっているのです。
そのためPSPgo筐体のままでは「モンスターハンター・ポータブル3rd」は客寄せに使えず、一体式PSP(現行ならPSP3000)の形でないといけないのです。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(6) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 2

satoyama

こんばんは、耀騎さん、satoyamaです… と言っても分からないですよね。価格の方でお世話になっている「誕生日に冷やご飯」です(笑)
こちらのブログでは、本名をもじってsatoyamaと名乗らせて頂きたいと思います。

価格では書き込めないネタなのですが、ちょっと興味深い話です。
海外の開発者がPSP2の存在を認める発言をして、話題になっているようです。
「PSP2がスタジオにある。かなりパワフルなマシンだ。」

http://gs.inside-games.jp/news/249/24957.html

もちろん公式な発表は「モンハン3」のセールスが一段落してからだと思いますが、やはり、というか当然開発していたんですね。
ただ、どういうデザイン、スペックなのか、私には想像もつきませんけど(笑)


by satoyama (2010-09-17 22:35) 

耀騎

ようこそ。ID見てすぐに判りましたよ!
だって【DAN】と同じなんですものw(←このIDではもぅ起動されていないようですねorz)

こちらは風俗の宣伝など変なコメントばかり書込まれるため、コメントの反映が遅くて畏れ入ります。

>「PSP2がスタジオにある。かなりパワフルなマシンだ。」

ニュースご提供ありがとうございます。

やっぱり…って感じですね。
久夛良木政権の頃だったら基調講演とかで色々と前情報があったのでしょうけれど、平井政権になってからはこのテの情報発信が極端に減っていますからね。
逆にワザとかどうか、このニュースのように周囲から断片的に漏れ聞こえて明るみに出ている印象で、久夛良木talkのようなワクワク感がないのが残念です。

このニュースだって、本当は久夛良木氏に解説して欲しかったんだけどなーw

でも彼が指揮したハードは(←PSP2000を除いて)性能に対するメモリ確保が極端に足りない印象のものばかりなので、新体制初のPlayStationがどんな姿で私たちの前に姿を現すか、色々な意味で興味津々ですo(^-^)o
by 耀騎 (2010-09-17 23:11) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 6

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。