SSブログ

「BOHEMIAN RHAPSODY」#2 [(ネタバレ注意) プレイ日記]

公開初週末の興行成績が前週1位の「VENOM」やジャニーズ主演作を凌いで第1位だったらしいですね。相乗効果でQUEENの楽曲もチャートインしてるそうで、Freddie Mercuryの没後27年にして再び経済効果を発揮してるようです。凄いですね。

実は私、先週金曜日の夜に改めて「BOHEMIAN RHAPSODY」を見てきました。が、今回は内容に関するレビューではありません。
前回レビューに際し、本作の魅力は大音響で聞けるQUEENの楽曲にあり、クライマックスのライブシーンを楽しむために「大音響に包まれる劇場で観衆と共に体験するべき」と申し上げました。
逆に申しますと伝記作に「ありがち」なストーリーを噛み締める目的だったら私は改めて見に行く気になりませんでしたし、おそらくソフトがリリースされても買わないでしょう。本作がIMAXでも撮影・上映されていることを承知してましたが、わざわざ劇場の限られるIMAX劇場に赴かずともTCX&DOLBY-ATMOSで充分(←むしろ理想に近い)だったので、これ以上の追体験は不要だと思ってました。←が、違ってたのです。


私がよく使っているTOHOシネマズにはない上映形式「ScreenX」だと正面に加え観客席左右の壁にも映像が投影され、270°に広がる視界で映像体験できるというのです。通常画角のスクリーンでも充分迫力あったのに横に3倍近く広がる訳ですから、あの大観衆を前にしたFreddie魂の叫びを疑似体験できる絶好の機会ですよね。

惜しむらくは私がこの情報を仕入れたのが16日(金)の外回り中で、その週末は既に予定が入っており且つこのテの特殊上映は他のスタイルに較べて上映期間が短いということ(←実際、翌週末23日(祝)から上映される「FANTASTIC BEASTS」最新作もScreenX版が控えているそうです)。つまり16日(金)の上映時間中にお台場に赴いとかないと、ScreenX版「BOHEMIAN RHAPSODY」を見れる機会を失ってしまうのではないか?という強迫観念に捕われてしまったことです。
スマホで検索したところScreenX版は国内で4館しか上映されず、東京界隈だとお台場のユナイテッドシネマしかありません。シネマサンシャインにもScreenX劇場はあるようなのですが、本家池袋はもとより来年開館予定の新館さえないのです;
そんな切羽詰まった状況のなか強いて幸運を挙げるとしたら、私がお台場に赴ける時間帯にサッカーの親善試合があったことくらいでしょうか。←私も本来はその予定だったのですが、みんなテレビ観戦してくれてればそれだけ好い席を取り易いですからね^^;
結局 中央の縦一列に拘った私が確保できた席は前から6列目(全席のうち真中の数列前くらい?)でした。
そのためコチラ↓のようにスクリーン全体を見渡すような見方は無理でしたが、逆にVRのように背後まで広がった映像に包まれながら鑑賞することができました。

ではScreenX版の感想を述べていきましょう。
ScreenX版「BOHEMIAN RHAPSODY」では基本的に、ライブシーンやレコーディングシーンなどQUEENの楽曲が流れるシーンに限り左右の壁にも映像が投影されてました。会話などドラマシーンは通常サイズの正面スクリーンにしか投影されません。そうすることで日常に対する非日常(≒夢を体現する音楽)の没入感を演出されているようです。

それは好いのですが、ScreenXは席によって映像の見え方に差異がある点は盲点でした。一般的な上映でも前方と後方あるいは左右のどちらかに寄ることで多少は違うかも知れませんがその差は僅かであるのに対し、ScreenXは座席によって見え方の異なるその差が顕著なのです。
例えば正面にQUEENの演奏する様が映り左右に熱狂する観客が映るスプリット映像のような表示なら然ほど気にならないのですが、左右の壁には正面スクリーンを左右に拡大された映像も投影されるんですね。そうすると本来は側壁も含めてひとつの映像になるのですが、スクリーン(=壁)が垂直に交わっているために映像が歪んで見えてしまうんです。
私の場合 座席の位置としてはド真中を確保したはずなのですが、お台場ユナイテッドシネマのScreenXは出入口通路のために観客席の配置がスクリーン正面から若干ズレていて、私の選んだ席だと映像の歪みが気になってしまったんですね。ちなみに私が確保した2席隣がスクリーン正面でした。←こんな、些細なズレさえ気になってしまう上映スタイルって如何なものでしょう?特別大きなハコを要さない割に採用している劇場が少ないのも頷けます。
それともうひとつ気になったのが、消防法に定められている非常扉です。
他の劇場と同様 上映中は消灯されてるのですが、側壁のプロジェクターはその非常扉ごと映像を投影してくれるものですから、4Dほどではないものの興醒めを誘います。
つまりScreenXの側壁に投影されるのは情報を得るために注視すべき映像ではなく、メインスクリーンの広がりを演出するために視界の隅に添える程度のものであると理解しました。
たぶん厳しいのでしょうけれど、ScreenX作品をソフト化する際は(邪魔なものを排し理想的な視点を確保できる)VR対応も視野に入れて欲しいですね。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

「BOHEMIAN RHAPSODY」#..VEZEL#4.5.2 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。