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VEZEL#7 [ソフトウエア]

今回は久々クルマの話題ですが少し毛色が異なりまして、便宜上タイトルを「VEZEL」にしましたが特にヴェゼルに限った話題ではありません。
以前ウチのヴェゼルのタイヤをOEMよりも大径のオールシーズンタイヤに履き替えたことを報告しておりましたが、今回は半ばその続き的なクルマ全般に関わる話題です。

私が選んだVector4Seasons@GOODYEARのラインアップにはウチのヴェゼルが履いていたOEMタイヤと同一サイズのものがなく、OEMの215/55R17に対し計算値で2.2%ほど大径になる225/55R17を選んでいました。
タイヤ幅も広がりましたしトレッドパターンもゴツめになりまして、それらのおかげでAWDとして(僅かながら→)外観が勇ましくなり&操縦性を向上させつつ乗心地がスムーズになったのは大歓迎なのですが、ひとつだけ懸念を残していました。
それは、例え僅かでも径が変わったことでタイヤの回転量と実際の走行距離の比率が変わり、そのためトリップメーターオドメーターは勿論のこと速度計にも、ノーマルに対して計測差が生じていると思われることです。

ヴェゼルに限らず乗用車は大量生産された工業製品なので公差が設定されているはずですし、またタイヤの内気圧の変化や磨滅による変化も考慮すると、出力回転を基にした計測を採用する限り誤差±0の距離計&速度計は不可能だと思われます。
だからこそその誤差に期待して径の異なるタイヤを選んでいたのですが、そうは申しましても自分のクルマが実際に何km/hで走っているのか気になりませんか?←私は気になります。
一番気になるのは実速がメーター値を上回っていないかということですね。←仮にそうだとすると、気付かないうちに速度超過で切符を切られたり車検でNGを喰らってしまうコトになりますから;
ですが私のような素人が試験場にあるような計測設備を所持&維持できる訳もなく、比較的容易に入手できるのはネズミ捕り対策として市販されているレーダー探知機のオマケ機能しかないと思っていたのですが、でも正直なところ、個人的にクルマにレーダー探知機を載せるのは抵抗があったんですね。

と申しますのも、(最近のは存じませんが少なくとも昔の→)レーダー探知機は対向車の探知機にも反応して警告音を発しましたよね?
例えばクルマに乗せてもらう立場から考えて、ドライブ中にやたら警告音を発するようなクルマって、貴方はどう思いますか?←運転者や家族ならともかく、他人はそれが不具合によるものなのか日常的なものなのか判断できませんから、何らかの「異常」として受止めるはずですよね?
またこれは飽くまでも個人的な印象ですが、私にとってレーダー探知機は法規制に対する抑止と申すより回避のためのグレーな装置に思えて、そんな装置を自発的に載せているドライバーは「捕まらなきゃOK」な違反者予備軍に思えてしまうのです(←私もオービスやパトカーに気付いてアクセルを緩めたりしますから、あまり堅苦しいことは申せませんが…;)
ウチのヴェゼルに乗せる相手はほぼ間違いなく顔見知りで、移動以外の付合いの方が圧倒的に多い相手ばかりです。そんな相手に「コイツ違反する気マンマンだなw」なんて思われたくないですからね。
さらに申しますと、上述の通り私はウチのヴェゼルの速度計と実速の誤差さえ判れば満足な訳で、幾度か計測したらほぼ用なしです。←そんな目的だけのために数万円も出費するくらいなら、別のオプションかゲーム買いますよw


と云うことで実速を識る手段のないままタイヤを替えて半年ほど経過していたのですが、たまたま良い計測手段を見付けることが出来たので報告します(←毎度 前置きが長くて畏れ入ります;)。

その前にまず、上述したレーダー探知機はどのようにして速度を計測しているのかご存知でしょうか?
クルマの速度計に配線を咬ませて信号を読取る?←確かに補助的には利用されてますが、それだけじゃ大径タイヤに替えているようなケースまではフォローできません。仮にそんなシステムだとしても、此度の確認には使えませんねw
景色の変化を読取る?←夜間やトレーラーに囲まれたらもう計測不能ですよねw
通り抜ける風量を計測する?←台風の日はどぉするんですかwww
現代にはもっと便利なものが在るんですね。

それは、人工衛星から送られてくるGPS信号を利用して、一定距離の移動に要した時間から速度を算出する方法です。

カーナビをご使用の方であれば、「GPS」はお馴染みの言葉ですよね。
GPSはそのまま略語で通用してしまってますが、正式には「全地球測位システム(Global Positioning System)」と言って、本来はカーナビ用ではなく、ミサイルを正確に標的に誘導する軍用を目的に冷戦期のアメリカが開発したシステムです(詳細はコチラ)。
そのため敵側に利用されるのを防ごうと平素は敢えて精度を落とされていた時期もあったそうで、昔のナビだと地図の更新後に開通した道路や長いトンネルの出口などでかなり離れた場所に測位されたりなんてコトもありましたが、2007年9月を以てその制限は解除されているのだそうです。
その結果 現代では平和的な日常から産業・人命救助など多岐に渡り、精度の高い測位手段として活用されているのは皆様ご存知の通りです。

…また脱線しちゃいましたね;

さてそんなGPSですが、上述した用途の拡大を経て、現代では我々一般市民にとっても身近な存在になってますね。
ココはゲームブログなのでゲーム関連で申上げますと、PSPオプションで&PS Vita一部モデルは標準機能でGPS信号を受信できます。
或いは(ゲーム贔屓としては悔しいのですが→)もっと身近なところではスマートフォンも当然のようにGPS受信機能を内蔵してますよね。
私は使ったことがないのでiPhoneは存じませんが、少なくともandroidスマホだと標準機能のまま現在地の天候や近隣の情報であったり自宅や職場or学校への案内などが表示されますよね?←アレはGPSで現在地を確認されているからこそ為せる業です。

iPhoneでもGoogle検索アプリをインストールすれば使えそうですね。

(またまた前置きが長くなってしまいましたが;→)つまり、既に手許に在るガジェットでGPS信号を受信できる環境が整っていた訳ですね。
さすがにandroidの標準機能で速度を計測する手段までは判りませんが、世のなかには有難い方々が居られて解り易いアプリを公開してくれていますので、その気になれば客観的に速度を計測できる環境も整っていたのです。

そんななかで私が目をつけたのは「Speed View」というアプリです。
「Speed View」は英語のアプリなのですが然ほど難しい言葉は使われてないですし、どうしても嫌ならその紹介ページの「類似のアイテム」で日本語対応のものも紹介されていますのでご安心を。
で、日本語対応アプリも在るなかで敢えて私が「Speed View」を選んだ理由は、必要充分以上の情報を得られるのに(広告を表示される代りに→)無償アプリであることと、ダッシュボードに置いて前窓に反射させることでHUD的に使えるモードがあるからです。
もちろん私は感覚的に正確な速度を察知できるような能力などないのでこのアプリの正確性までは判りません。
雲を隔てた高度2万kmの彼方に点在する複数の衛星が発する信号から測位する訳ですから内蔵式の速度計と較べてタイムラグが起きることは安易に想像できますが、少なくとも他のアプリも同様の手段で計測しているはずですし、上述したレーダー探知機も同様です。
つまり素人が常用できて比較的精度の高い速度計としては、現状これ以上のものはないのではないでしょうか。


で、実際にウチのヴェゼルで試してみました。
私のスマートフォン(P-02E)が他のと較べて大きめなのか小さめなのか判りませんが、少なくともP-02Eをインパネに立掛けたら速度計の下半分を覆ってしまいましたから、ココには置けませんね。やっぱりダッシュボード上に置いて、前窓に反射させて見るのがスマートです。
なおコレはヴェゼルに採用されたLEDヘッドライトの弊害と申すべきか、「Speed View」のHUDモードを夜間に使用する際にデフォルト設定(=白文字)のままにしておきますと、せっかくのHUD表示が背景に埋没してしまいますのでご留意ください。←私は取敢えず文字色を緑色にすることで視認性を確保しましたが、他車と同様のオレンジでも好さそうですね。
また実際に「Speed View」で計測して判ったことですが、さすがにタイムラグがあるのでリニアな速度変化への追従までは期待できず、クルーズコントロールを利用するなどして定速走行し計測値が安定するのを待つ必要があります(←当然のことですが運転中にスマートフォンの画面を注視して前方確認を疎かにするのは道交法で禁じられておりそもそも常識的に捉えても重大な危険行為ですから、計測に際しては良識を以て自己責任の上で実施してください)。

さて、ウチのヴェゼルの速度計表示40km/hで試したところ、計測値が安定したところの表示で38~39km/hほどを示していました。
車検に適合するには実速40km/h走行でメーター表示40~48km/hに収まっている必要があるということで、それを逆算するとメータ表示40km/hに対し実速32.2~40km/hに収まっている必要があるということです(←算出根拠はコチラ)
念のため今回の計測結果を公式に当て嵌めると
実速38km/hなら 0 ≦ 2 (= 40 - 38) ≦ 7.8 (= 38 ÷ 10 + 4)
実速39km/hなら 0 ≦ 1 (= 40 - 39) ≦ 7.9 (= 39 ÷ 10 + 4)
になります。
上述の不等記号には矛盾を生じていませんから、つまり合格です(←逆にOEMタイヤはもっとズレていることになりますw)ね。
まだ80km/hと120km/hでは計測できておらず次回 遠出の際にでも確認しようと思いますが、少なくとも今日現在の一般道計測に限れば、ウチのヴェゼルの速度計は車検に適合することが判りましたので、ホッとしました^^。


なお、今回の計測でもうひとつ判ったことがあります。
上述の通り此度の計測はダッシュボード上にスマートフォンを置いて計測したのですが、交差点を曲る際などにけっこう滑るんですね;←スマートフォンの下に滑り止めのマットでも敷いておかないと、逆に危険です。
それと此度は夜間の計測だったので問題ありませんでしたが、やっぱりダッシュボード上は問題ありだと思いました。←と申しますのも陽光のもとで反射させたスマホの表示を視認できるとは思えませんし、そもそも車内で最も熱を帯びるのはダッシュボードですから、日中のドライブで斯様な箇所に置いておくとスマートフォンが故障する原因にもなりかねません。
また運転席の正面はデフロスター吹出口なのですから、スマートフォンが塞いでその効果を阻害する虞もあります。←この辺りはもう少し試行錯誤しながら位置決めしたいと思います。
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道徳天尊

価格.comから参りました。

面白い実験をされていますね。標準と異なるサイズのタイヤに
履き替えた事はないのですが、ヴェゼルに関しては、もう少し
走ったらコンフォート系に履き替えようと思っていますので、
参考にさせて貰います。
高速を流すには素晴らしいセッティングだと思うのですが、近場
でのちょい乗りでは、突き上げが気になるレベルですので。


by 道徳天尊 (2015-05-16 23:05) 

耀騎

いらっしゃいませ^^
脱線だらけで無駄に長いブログにご意見を戴けてありがとうございます。

ウチのタイヤ交換に関しては、冬路の走破性向上を狙ったら大きめのタイヤしか選べず&大きめのタイヤを選んだらアテにしてなかった操縦性や乗心地まで向上してしまったという、結果オーライ的な流れで現状に至ってますA^^;
道徳天尊も「これは!」と云えるタイヤに会えると好いですね!
by 耀騎 (2015-05-18 11:14) 

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