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オンライン流通#4 [サービス]

北米PlayStationストアでは既に配布されていた「God of War: Ghost of Sparta」体験版ですが、日本のPlayStationストアでもそのローカライズ版である「ゴッドオブウォー 降誕の刻印」体験版の配布が、明日の21日から始まるようです。
まだ「ゴッドオブウォーIII」始めたばかりなのにもぉ次?!;
と焦りたいところですが、ここは粛々とダウンロードさせていただいた上で、オリジナル英語版を購入するか日本語版を購入するか参考にさせていただきます。

さて、この期待作ラッシュに於いて購入はもぅほぼ確定している本作ですが、公式インフォメーションを見て、実は少々ガッカリしております。
と申しますのも、そのページに灰色で書かれている断書きを読んでしまったからです。

購入者限定特典;江川達也執筆『ゴッド・オブ・ウォー』の漫画小冊子
>店頭にて『ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印』UMD(R)版をお買い上げいただいた方を対象にお渡しいたします。
初回生産分限定特典;カスタムテーマおよびクレイトスの追加衣装をダウンロードできるプロダクトコードチラシ
>『ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印』UMD(R)版でのみ使用可能な特典です。

…初回生産のUMD版を店頭で購入すると全ての特典を貰えるよと。逆に、ネットで購入しても特典はもらえないよと…。
つまり、全PSPgoユーザーを含めダウンロード版を購入するユーザーはまたも置いてけ放り。一切購入特典を貰えないようなのです。

BE FREE!」や「東京大学物語」は読んだことがありますが、だからと申して江川氏の描くクレイトスがそんなに見たいかと問われれば然ほどでもなく、カスタムテーマが欲しい訳でもなければクレイトスの追加衣装が欲しい訳でもなく、正直申して個人的には然ほど魅力ある特典ではありません。

それでもガッカリしました。
専用ハードウェアであるPSPgoをリリースしてまでソフト流通のデータ化を推進していたはずのSCEJが、本来なら率先してダウンロード版をアピールすべき立場にいるはずのSCEJが、なぜUMD版購入者を優遇しダウンロード版を敬遠させるような特典を準備するのでしょうか?

PSPgoは既に失敗が見えているハードだから?
ダウンロード市場を普及させることができなかったから?

そんなコトありません。
…いや…確かにPSPgoはあまり売れていませんし、おそらくUMD版の方が市場規模は大きいでしょう。
でも、PSPgoロンチの目玉的扱いだった「グランツーリスモ」の発売に際しても、SCEJは自らの施策に唾を吐きかけるように、初回版購入特典予約特典なんて手段をUMD版の販促に用いています。
ついでに、「グランツーリスモ」をプリインストールしたPSPgoではなくUMD版にオリジナルデザインの限定PSPを同梱したパックってのも在りましたね。
これから市場改革を起こすための尖兵となるPSPgoのロンチ期にですよ!そして今度の「ゴッドオブウォー 降誕の刻印」です。
これはSCEJだけではありません。「God of War」お膝元であるSCEAはもっと豪華な特典をUMD版に設けているのです。

本当に何を考えているのか解らないです。
…ただ、そうは云いながらも思い当たるフシがない訳でもありません。

奇しくも私自身が過去に自分で述べている詞の中に、その答があるような気がしないでもありません。
>大手流通チェーンはグループ全体での取扱量が圧倒的に多く、また集客力があることから(ユーザーが実際に商品に触れられる→)絶好の擬似展示会場でもあるのです。
>例えダウンロード版による直販で中古流通に加担する小売業者を圧迫する目的があろうとも、未だUMD版の需要があるなかで、大手流通チェーンだけは決して軽視できない存在なのです。


さて!そんな暗い話題とは別に、ダウンロード流通で嬉しいこともありました。
同じくPlayStationストアですが、その内のPCエンジンアーカイブスに、知らぬ間にCD-ROM2ソフトがラインナップされていたのですo(^-^)o
第一弾はウィンズオブサンダー」。ゲートオブサンダー」。
既に9月16日3月17日からラインナップされていたようですが、残念ながら憶えてない(≒知らない)タイトルのため、PCエンジンアーカイブスにCD-ROM2タイトルがラインナップされるという大ニュースを完全に見逃しておりました。
先月15日に「ダンジョンエクスプローラーII」がリリースされた際も、本来ならいよいよ始まったCD-ROM2タイトルのリリースを喜ぶべきところだったのに「『: 盟約の扉』のベスト版か続編でもリリースされるの(≒販促キャンペーン)かしら?」なんて素っ頓狂なコトを考えていたのですが、
今月21日つまり明日リリースされる大作タイトルが、改めて私に事の重大さを気付かせてくれました。
そのタイトルは、(当然と云えば当然→)世界で初めてCD-ROMのために創られた超大作RPG「天外魔境 -ZIRIA-」と、横スクロールの傑作シューティングを完全移植された「グラディウスII -GOFERの野望-」です。
…ま…実際のところ既にPSP用でシリーズまるごと楽しめる「天外魔境コレクション」や「グラディウス・ポータブル」がリリースされていますので、今さらこれらのソフトを「いつでもどこでも楽しめる!」と喜ぶ訳ではありませんが、
ファミリーコンピュータ時代に誕生してからスーパーファミコン時代を経て初代PlayStation時代までの、なんと足掛け13年の永きに渡って新作ソフトがリリースされ続けたPCエンジンの生涯に於いて、その名作の多くはCD-ROM2に在ると申しても過言ではなく、
PCエンジンが現役を引退してからも他機種でシリーズ作がリリースされ続けた名作タイトルを幾つも輩出しているのも、CD-ROM2なのです。
云ってしまえば、CD-ROM2タイトルを扱わずして何が「PCエンジンアーカイブス」だ。と申しても良かったのではないでしょうか。
そんなCD-ROM2タイトルが、いよいよ本格的にPlayStation3PSPで楽しめる日が来たのです。
当時夢中になった者としては、これは非常に嬉しいことなのです!
PC Engine Best Collection 天外魔境コレクション

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グラディウス ポータブル コナミ・ザ・ベスト

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