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「GOD EATER」買っちゃいました^^; #1 [(ネタバレ注意) プレイ日記]

「神速!連撃!狩りは進化した。」と、明らかに「モンスターハンター・ポータブル(MHp)」シリーズを意識したキャッチコピーを読んで、果たして「MHp」を意識せずに体験版をダウンロードした&店頭でパッケージを手に取った方はどれくらい居られるのでしょう?
少なくとも私はかなり意識していました。
そして、「MHp」新作リリースがいつになるのか判らない状況で、ポスト「MHp」の期待を込めてプレイした体験版に落胆し、購入しない所存だったのですが、実はけっきょく「ゴッドイーター(GE)」を買っちゃいましたA^^;

理由は色々とあるのですが、最大の理由はふたつ。
発表されていた発売予定を守りつつ体験版で感じた不満点を改善されている情報を得たことと、たまたま時間潰しで立ち寄った秋葉原ヨドバシで「数量限定!いまなら予約特典プレゼント!!」のPOPを見掛けたためですw

ではインプレッションを始めます。
簡潔にまとめますと「GE」は、「MHp」シリーズに対して「オレならこうする!」と指摘している開発スタッフの声が聞こえてくるようなソフトです。
例えば、
・「MHp」では近接武器or射撃武器の何れか片方しか持参できない←近接と射撃を切り替えられる武器が在ってもいいでしょ!
・「MHp」の狩人は、能動的に跳ぶことができない←アクションゲームは爽快感を追求してナンボだ!どこでも跳ばせてやる!
・「MHp」の近接武器は使用していくうちに刃コボレする←アクションゲームは爽快感を追求してナンボだ!そんな要素は要らん!
・「MHp」の武器には「重さ」が設定されており、鈍重な武器は操作に対してラグが発生する←アクションゲームは爽快感を追求してナンボだ!そんな要素は要らん!←い…否、爽快感を損ねない程度に調整しとこ;
・「MHp」で視点を合せながら移動するためには、通称「モンハン持ち」と呼ばれる特殊な握り方で操作する必要がある←指が痛くなっちゃうし慣れないうちは視点が定まらない。ロックオンすればその敵を捉え続けてくれた方が狩りに集中できるでしょ!でも「MHp」ファンのために同様の操作も残しときますよ^^
・「MHp」は小分けされたエリアを渡り歩いて探索する←逃場のない限られたエリアで対峙するからこそ緊張感が持続するんだし、スピード感(≒爽快感)を得られるんだ!
・「MHp」は特別なストーリー演出がない←ストーリーがあるからこそキャラクターに感情移入できるんだ!
…細かいものを含めれば他にもまだまだ在りますが、要は「MHp」シリーズの模倣に留まらず、かつての「ドラゴンクエスト(DQ)」シリーズに対する「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズがそうであったように→「MHp」シリーズに対するインスパイアやアンチテーゼが「GE」誕生の原動力になったように思えます。
誤解のないように申し添えますと、私は、上述した要素があるからこその「MHp」であり それが欠けると「MHp」の魅力は損なわれてしまうと思いますし、「GE」はそのアンチテーゼがあるからこそ「MHp」との棲み分けを叶えているのだと思います。

ではそんな「MHp」に対するインスパイア&アンチテーゼを糧に生まれたと思われる「GE」に対する私の感想は?と申し上げますと、グラフィックを除けば非常に良く出来ていると思います。
「~2ndG」に至って神憑り的な完成度を誇る「MHp」シリーズと較べるとまだまだ荒削りですが、未だ国内を主市場とする「DQ」シリーズに対して世界市場でも充分な知名度を得るところまで育った「FF」シリーズのように、今後シリーズ化されることで大化けする可能性は充分にあると思います。

それだけに、あのグラフィックは残念です。
別にアニメ調のキャラクターが嫌だとか、そんな理由ではありません。アニメ調のキャラクター造形でも大好きなソフトは幾つもありますからね。
それに画面中に大量のオブジェクトが登場するゲームに於いて、個々のキャラクターに割けるポリゴン数が限られる宿命にあることも承知しております。
ではどこが気に食わないのかと申しますと、「MHp」に対するアンチテーゼとして掲げた「ストーリーの存在」によって、キャラクター造形の粗さを際立たせた演出者のセンスに疑問を覚えてしまったのです。

体験版の冒頭で流れたPSP映像をプリレンダリングしたレベルの映像とは異なり、製品版では独自に制作されたと思われる手描きアニメが主題歌(?)と共に流されるのですが、まず、それを見た後に見せられるリアルタイムレンダリングのキャラクターとの落差がかなり激しいです。
しかもストーリ進行に応じてゲーム中に流れるデモはその酷いリアルタイムレンダリングキャラクターが演じるものですから、起動の度に流れるアニメとの落差をますます際立たせてしまっているのです。

「PSPの描画能力の限界」と云われればそれまでかも知れませんが、少なくとも私が過去にプレイした「クライシスコアFF7」「サイレントヒル0」「God of War :Chains of Olympus」は、同じPSP用ながらとても美しいリアルタイムレンダリング映像を描いてくれましたし、「絶対絶命都市3 ~壊れゆく街と彼女の歌」はプリレンダリング映像を敢えてPSPの演算レベルに合せることで違和感を抑えていました。
「GE」のグラフィックは「メタルギアソリッド・ポータブルOPS」のプリレンダリング映像が敢えてグラフィックノベル的な演出を施して差別化を図っていたことに倣ってアニメによるプリレンダリング映像とリアルタイムレンダリングの差別化を図っていると申せば聞こえが良いですが、それにしても例に挙げた他のソフトと較べるのが失礼に思えるほどリアルタイムレンダリングの造形が粗過ぎます。
そしてそれを際立たせているのが、しつこいですが「MHp」と決定的な違いであるストーリーの存在にあるのです。
ゲームシステムその他、PSP市場で圧倒的な存在感を放つ「MHp」シリーズに対するアンチテーゼとして非常に良く出来ているだけに、そのチグハグな映像にはガッカリさせられました。

私はまだ開始して数時間しかプレイしておらず、ゲームの本分であるアクションパートの出来上がり次第によっては、オマケ的なストーリー演出の出来など気にならなくなるかも知れませんが、
逆にまだ冷静に見ることの出来る現時点に於ける「ゴッドイーター」に対する評価は、「グラフィックを除けば非常に良く出来ていると思います」となります。
もともと私は完成度の高いソフトをリリースしていたナムコが「信者」と呼ばれても否定できないほど大好きだったことから、その直系であるバンダイナムコゲームズに対しても特別な思い入れがある故の辛口評価となってしまった可能性が高いことを、申し添えておきます。
この先プレイを進めることで新たな発見がありましたら、その時は改めてここで報告いたします。
GOD EATER(ゴッドイーター)

GOD EATER(ゴッドイーター)

  • 出版社/メーカー: ナムコ
  • メディア: Video Game

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