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「アンデッドナイツ」 [(ネタバレ注意) プレイ日記]

19日寄稿分で到着を報告したきりだったのですが、「アンデッドナイツ」を始めました。

アンデッドナイツ

この←パッケージをご覧いただければ判りますが、テクモとしてはおバカゲーとして販売されている模様です。
実際にプレイしても、部下のゾンビを敵に投付けたり・地面に叩きつけたり・何体も肩車させて橋にしちゃったり、ブラックユーモア的な演出を随所に感じることが出来ます。
…でも、きっと開発者はもっとまじめにアプローチしていたのではないか?と思われる箇所も随所に見受けられます。
なぜなら起動直後のプリレンダリング映像・章間のリアルタイムレンダリングデモの何れを取っても、中世期を舞台に黒魔術を取り扱ったシリアスなストーリーであったことが垣間見えるからです。


ではなぜおバカゲーとして取り扱われているのか。思いつく理由は幾つかあります。

ひとつは、そのままシリアスなものとして扱うと、内容があまりに凄惨過ぎてしまうことです。
ストーリーを簡単に紹介すると、若い妃に惑わされた王の乱心により暗殺された騎士とその弟夫婦(妻は王女)が、死の間際に悪魔と契約し復讐する話です。
そしてその復讐の手段は、各地を治める騎士や領主の兵をアンデッドと化し、アンデッドの軍を率いて侵略していくというもの。
アンデッド=ゾンビと云えば映画ゲームでもお馴染みですが、腐乱した肉体を引き摺りながら徘徊し生者の血肉を貪り食う存在です。
当然ながら「アンデッドナイツ」に於いても、画面の随所でアンデッド軍が敵軍の兵士を襲う描写があります。
従来のゲームであれば、プレイヤーにとってアンデッドは攻撃の対照でしたが、「アンデッドナイツ」では味方であり、むしろ襲撃を奨励するようになっています。
そしてその味方を投げたり叩きつけたり・巨躯の敵にしがみ付かせて一緒に斬りつけたり、庇うどころか使い捨ててしまうのです。←改めて文字に起こすと酷いですね;
そのままシリアスな演出であったとすると、CEROの審査が下りなかったのではないでしょうか。

それともうひとつ。
これはPSPの処理能力によるものなのか開発者の技量によるものなのか(或いは演出によるものなのか)判りませんが、各キャラクターやオブジェクトの造形やモーションの精度が甘いことが挙げられます。
それこそ「アンデッドナイツ」をシリアスなものにすると致命傷になりますが、おバカゲーであれば笑って許される微妙なレベルで、例えばアンデッドは足を引き摺り肉片を垂らしながら徘徊するのではなく、外観こそゾンビ然としながらも不器用にヨタヨタしながら走り回っています。←もしもいわゆるゾンビ的に緩慢な動きだとゲームになりませんからねw

以上の結果、シリアス路線からおバカ路線に変更されたのではないかと。
そうやって考えると、シリアスな絵とふざけたコピーがミスマッチなパッケージ&公式サイトにも納得がいきます。


あ!そうそう!
「アンデッドナイツ」。上述だけですと半端な内容のように受け止められてしまうかも知れませんが、中身は「~無双」シリーズの爽快感に新しい切り口を加えた快作で、非常に面白いですよ。おススメです^^
タグ:PSP
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