SSブログ

PSP用PlayStationストアサービスの終了 [サービス]

まだ新作の発売を何十本も控えながら惜しまれつつPlayStationPortable(PSP)の出荷終了が発表されてから間もなく1年半になろうとしておりますが、「いよいよ」と申すべきか「ついに」と申すべきか、PSPから直接アクセスできたPlayStation(PS)ストアのサービスが来年3月31日を以て終了を迎えるそうで、それに伴ってUMD版オーナーが安価にダウンロード版を購入できるUMDパスポートサービスも終了するそうです。(ソースはコチラ)
なお終了するのは飽くまでPSPから直接アクセスできるPSストアの新規購入のみで購入済みタイトルは引続きダウンロードリストから再入手できるそうですし、また他からアクセスできるPSストアのうちPS3版・PS Vita版・WEB版・モバイルアプリ版はPSP用ソフトの取扱いを継続するそうなので、PSPオーナーはダウンロード版の購入に際して一手間増える程度で済みそうです。完全に切られる訳ではないそうなので、ファンの一人としてホッとしました。

あとはPSP用ソフトがいつまで扱われるのか?ですが、ゲームアーカイブスがビジネスとして成立している様子を鑑みれば、名作揃いのPSPソフトも(Sonyがゲームビジネスを継続する限り→)安泰じゃないでしょうか。
その辺り、傘下にコンテンツ産業を幾つも持つSonyはライブラリを重要視されているようで、安心して良いと思います。
…逆に巧くいってないとアッサリ切り捨てられちゃうケースもありますが、上述した通りビジネスとして成立している様子ですから…ね;


思い返せば当時携帯ゲーム機を小馬鹿にしていた私にその素晴らしさを再認識させてくれたのはPSPで、子供の頃から現在に至る数十年のゲーム歴に於いてPSPは「名機」と呼べる数少ないひとつでした。
発表の壇上で「21世紀のウォークマン」と紹介された通り、ウォークマンが音楽を聴くライフスタイルに革命をもたらしたのと同様、PSPは据置機並みにリッチな3Dゲームを屋外に連れ出してくれました。
PSPと云えば「モンスターハンター」を超A級の座に推し上げた「モンスターハンター・ポータブル」シリーズが圧倒的な存在感を放ってますし、今年は2作も新作がリリースされまたゲームの枠を超え連続アニメにもなった「ゴッドイーター」シリーズもPSP生まれです。
フィナルファンタジー」や「メタルギア・ソリッド」「GOD OF WAR」といった超有名タイトルがリメイクどころか据置機に凱旋するほどのオリジナル作品をリリースしたのもPSPですし、大作だけでなく携帯ゲーム機ならではの気が利いた「EXIT」も好きでしたね。
そして「21世紀のウォークマン」に何より相応しいのは、移動中に映像を楽しむという新しいライフスタイルを提供してくれたことです。
UMDビデオは…まぁちょっとアレでしたけれど、ビジネスモデルを軌道修正された以降は現在でもPSストアで最新タイトルが潤沢にリリースされますし、レコーダーからの書出しはもちろんオプション必須ながらワンセグ放送にも対応されました。個人的に一番ハマったのは、自前の映像をMPEG-4でエンコードして持ち歩けることでしたね。
「ゲーム機」と言えばゲームをプレイするだけのもので、せいぜいオマケでCDやDVDを再生できる程度だった時代・まだスマートフォンが市民権を得る遥か前から、PDA的な機能も備えたPSPはあらゆるコンテンツを呑み込んで持ち歩かせてくれたのです。
そして今回サービス終了を発表されたPSP用PSストアは、それまで売切れ御免のパッケージ版しか念頭になかったゲーム流通に革命をもたらしてくれ、そして何本もソフトも持ち歩かずども気分次第でソフトを替えて楽しめる新しいプレイスタイルを教えてくれました。


名残惜しいのも事実ですが、でも市場の要求が後継機PS Vitaに遷ったことを発表されたのと同義であると、前向きに捉えるべきなのでしょうね。
今までどうもご苦労さまでした。
タグ:PSP
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

「MONSTER HUNTER X-cr..「ACE COMBAT 7」#0 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。