今回は、ゲームには直接関係ないですが全く関係がない訳でもない話題です。
去る10月14日~17日に科学未来館などで開催されていた「デジタルコンテンツEXPO2010」でデモンストレーションを行った、あるロボットが話題になっています。

その名はサイバネティックヒューマンHRP-4C「未夢(ミーム)」。←「産総研」こと産業技術総合研究所が開発した日本人女性型ロボットで、今回はその運用ソフトウエアのデモンストレーションが目的だったそうです。
昨年産総研のプレスリリースを読んだ際に「日本人青年女性の平均値を参考」にデザインされたという、身長158cm体重43kg(バッテリー含む)のコンパクトさにも驚かされましたが、今回 紹介された「滑らかさ」には更に驚かされました。
周りで踊る生身のダンサーと較べてしまうと←その動きはまだ人造物然とした範疇からは抜け切れておりませんが、それでも従来「人間型」とされてきたロボットたちと較べると、その発声・仕草ともかなり滑らかになっており、開発者たちの執念と技術の進歩を窺い知ることが出来ます。

…正直に申しまして、'80年代に大人気だった某アイドル(←私は好きでしたけどねw)より遥かに人間ぽいかもww

さて、そんな未夢のダンスに華を添えた歌Every Little Thingの「出逢った頃のように」ですが、PSPソフト「初音ミク -Project DIVA-」や「メタルギアソリッド :ピースウォーカー」にも採用されたヤマハの「VOCALOID」技術をベースに、ネット経由でその歌い方を自然に自動調整できる「Netぼかりす」技術を以ってボーカル持田香織の歌い方を再現したものなのだとか。
これは打ち込んだ担当者の執念の賜物なのかも知れませんが、確かに初音ミクPerfumeよりも遥かに自然な歌声です。

こうした技術の進歩がいつの日かまた私たち一般にフィードバックされ、商業システムに乗ることでさらに進化を促されて…と考えると、先々の楽しみがまたひとつ増えました^^