SSブログ

天に聳える鉄の城#0 [雑記]

私が物心ついた頃には、彼は既に英雄でした。
その夜まで、彼は最後は必ず勝つものと信じてました。友人からウワサを聞いていても、彼が敗北を喫するところなど微塵も想像できませんでした。
宿敵との決戦を終え満身創痍のまま臨んだ未知の敵との戦いで、波状攻撃に傷付き万策尽きた彼に声を嗄らして声援を送ったあの夜は、40年以上経った現在でも、思い返すだけで鼻の奥がツンときます。
「鉄<くろがね>の城」に喩えられていた彼は、その名をマジンガーZといいます。
彼の危機に颯爽と現れて圧倒的な差を見せつけたグレートマジンガーはスマートでもちろん惹かれましたしその後も多くの英雄が世界を救ってくれましたが、でもやっぱり、私の記憶に残る最初の&未だ最も信頼のおける英雄はマジンガーZです。
余談になりますが、東京タワーで開催されていたイベント(展示会?)に連れて行ってもらえる約束の日の天気予報が雨で、子連れの外出を躊躇する親に「マジンガーがいるからだいじょうぶ!」と謎の安心材料を提供していた幼児は私ですw
敵の等身大像を見た弟がひきつけを起こしたために、連れ去ろうとする親に全力で歯向かって脱臼した幼児も私ですw


さて、今さら何で「マジンガーZ」の話題に振れたかと申しますと、前回 史上初となる巨大ロボ対決の話題を投稿するために文中に張るリンクを漁っていた際に、忘れかけていた話題を思い出したからです。
40年以上も前に放送を終えたあの「マジンガーZ」が、来年早々1月13日に劇場新作として復活します。

いやぁ~魅せますねぇ^^やっぱ格好良いですねぇ!しびれますねぇ!!堪んないですねぇ!!!
もちろん私は劇場で彼の復活を見届ける気ですが、しかし、今更「マジンガーZ」を劇場公開したところでどんな客層が見に来るのでしょう?
放送当時 熱狂した層は私と同じか少し上の男の子だった世代になるはずで、家族サービスに託つけて見に行くにはもう遅い人も多いでしょうし孫はまだ早いですし…ねぇ;
考えられるのは(いつ頃までされてたのか記憶にないのですが;→)再放送を見ていた世代かゲームで識った世代ですかねぇ?

で、今さら「マジンガーZ」の新作が公開されるだけでも驚きなのにさらに驚かされたのが、この「マジンガーZ」新作は今月26日から開催されるローマ国際映画祭で28日に世界最速プレミア上映されて、そのまま31日からイタリアで・さらに来月の22日からはフランスでも通常上映されるというのです。改めて申しますが、日本での公開は来年の1月13日ですよ!
AKIRA」や「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の海外興収が話題になる遥か前から日本のアニメが輸出され世界中の子供に親しまれていた話は聞いたことがありますし、視聴率80%(!)を記録したスペインにはマジンガー像が立ってるそうですが、それでも未だ興収を期待できるほどの需要があるとは思えないんですよね。しかも新規でも比較的取付き易いリブートではなく10年後の設定ってことは、オリジナルを見ている前提じゃないですか…;
まぁ、「マジンガーZ」と大差ない頃に放映されていた「宇宙戦艦ヤマト」は何年か前のリブートが評判良かったようで総集編とオリジナルエピソードが劇場公開されましたし、今年に入ってリブート続編も順次公開&発売されてますよね。先月お台場に等身大像が立った「ガンダムUC」も前作公開から19年後に連載開始&22年後にOVA化&28年後に放送開始されてます。ブランクはさらに長いですが「マジンガー」も大丈夫なのかな?
洋の東西を問わず旧作の焼き直しばかりが持て囃されてる風潮に一抹の寂しさを覚えますが、他ならぬ自分自身が熱狂していたタイトルが復活することを素直に喜ぶべきなのでしょうね。
(C) GO NAGAI / DYNAMIC PRODUCTION / TOEI

思い返せば今年は永井豪氏の画業50周年だったんですね!「デビルマン」も期待しています!
タグ:永井豪
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。